「いい年して実家暮らしの女性はやばい」という話が流れてきました。
私自身がアラサーの時に結婚しましたが、結婚する前は実家暮らしでしたし、
私のコンサル生さんの中にもアラサーで実家暮らしの女性はいますが、
実家暮らしだから不利な条件の相手としか結婚できないと言うことはありません。
どうして実家暮らしの女性は幼いと言われてしまうのか、
30代などいい年して実家暮らしを続けているとやばいことになる理由を調べてみました。
実家暮らし女性が幼いと言われる理由
実家暮らしの女性が幼いと言われる理由はいろいろありますが大まかに分類するとこのような物があります。
- 親に経済的に依存している
- 親に精神的に依存している
- 親に物理的に依存している
こういう状況になっている女性が多いと予想されると言うだけで、全員に当てはまるわけではありませんし、当てはまっていたとしても「それのどこがまずいの?」と思うものもあったので、私の見解も合わせて解説していきますね。
親に経済的に依存している
金銭的に依存しているというのは、以下のような状態を指します。
- 金銭感覚が学生時代から変わらない
- 習い事・自分磨きにお金をかけすぎている(趣味に多額のお金を使う)
- 家賃代を家に入れていない・生活費を少ししか親に渡さない
- 低所得で家から出られない
- 給与をすべて使い切ってしまう
親がいないと生きていけない状態や収入に対して支出が多過ぎる状態に対して批判的な意見が多かったです。
親に物理的に依存している
物理的に依存しているというのは、一家の労働力として機能していないどころか、自分のことさえ自分でできず、親にやってもらっている状態を指します。
- 自分の部屋が片付けられず、汚部屋に住んでいる
- 家事や面倒なことはほとんど親任せ
- 出勤時のお弁当など、親が作っている
自分の部屋が片付けられず、汚部屋に住んでいる
家事や面倒なことはほとんど親任せ
23歳24歳より年齢が高いのであれば、家事を親に任せっきりなのは「いい年して恥ずかしい」と言われてしまっても仕方ないと思います。
過去を振り返っても仕方ないので、今から出来ることをやりましょう。
出勤時のお弁当など、親が作っている
こちらも家事と同じですね。
もし親御さんが朝早く起きて作られているのであれば、その時間にあわせて起きて、まずは一品からでいいので、作り方を教えてもらって自分でも作れるようにしていきましょう(調理の技術&生活ルーティーン)。
自分が超激務のベンチャー勤務だったり、朝は7時台出勤・毎晩終電まで働いていて一人暮らしが余裕で出来るくらいの額を稼いでいるということであれば「結婚するまで」と割り切って、生活の部分を親にサポートしてもらうのもアリです。
親に精神的に依存している
精神的に依存しているとは以下のような状態を指します。
- どんなことでもすぐ親に相談する
- 親に判断を委ねがち
- 経済的に自立していないのに気持ちだけは大人のつもりで、親に対して偉そうな態度を取っている
- 家と職場の行き来なので、外で我慢していることを家の中で垂れ流しており、上手にストレス解消したり、感情をコントロールすることができない
- 家から出るのが怖い
経済的に自立していない状態であれば、せめて家事を親の分までやるなど労働力として貢献すべきなのですが、批判されているアラサー実家暮らし女性の話を聞いていると、
・経済力としても貢献していない
・労働力(家事)としても貢献していない
それでいて、口ぶりや態度だけは一丁前に大人な気分でいるということが多いようです。
自分の人生を自分で決めるのは怖いので、親に判断を委ねることも多く、精神的に親に依存しながら生きている状態になりやすいようです。
その他
- 学習机がいまだにある
- メイクをせずにすっぴんで出歩いていたり、外見の女子力が低い
学習机がいまだにある
実家暮らしの女性が幼い理由として「学習机がいまだにある」というものが挙げられることがありますが、私の実家の姉の部屋には未だに学習机があります。
私の学習机は、私の開け閉めが雑だったのか、引き出しが2つほど使えなくなったので処分しましたが、そんなもんだろうと思います。
メイクをせずにすっぴんで出歩いていたり、外見の女子力が低い
実家暮らしの女性が一人暮らしをしない理由が幼い
調べてみると、実家暮らしの女性が「一人暮らしをしない理由」を聞かれて答える内容が
と思われていることが多いようです。
具体的には「考え方が幼い」「自立していない」と思われるものにはこんなものがありました。
- 年収が低いから
- 親が心配するから
- ペットと離れたくないから
こちらも1つずつ解説します。
年収が低いから
重要なのは、
・実家に生活費としてのお金を入れているのかどうか
・貯金(または投資)をしているのかどうか
という部分だと思います。
親が心配するから
20代前半で言っているのは構いませんが、アラサーでこれを言っていたら結構イタいです。
自家用ジェットを持っている超お嬢様とかなら許されるんじゃないでしょうか。
ペットと離れたくないから
結婚したらどうするつもりなんだろう、と思います。
婿養子をとって、自分の実家に暮らしてもらうんでしょうか。
謎ですね。
親に経済的&物理的&精神的に依存することの副作用
「経済的に自立していないこと」
「家族の労働力として機能していないこと」
「精神的に依存していること」
の3つが重なるとどういうことが起きるのか。
実家暮らしで親に依存することによって知らず知らずのうちに発生する副作用は、なかなかヘビーなものでした。
- 親離れできない
- 責任感がない
- 感謝できない
- 人のせいにしがち
- 自己中心的でワガママになる
- 感情をコントロールするのが苦手
- 責任も成長もない状態で暮らすことになるので精神年齢が幼いまま年月だけが経つ
- いろいろ言い訳をして、行動しない
- 過去の重要な局面でも親に判断を委ねることが多く、自分の人生なのに人のせいにする
親離れできない
まず、親にがっつり依存していることで親から離れられなくなります。
責任感がない
親に依存していると、自分のせいで路頭に迷うということがないので「責任感がない」と言うことになるようですが、私が知っている実家暮らし女性は責任感がない人もいれば、責任感があるタイプ…責任感がありすぎて真面目過ぎて自分の首を絞めないか心配になるタイプもいます。
感謝できない・人のせいにしがち・自己中心的でワガママに
一人暮らしの女性が当たり前に自分でやっていることを親にやってもらっていることによって、面倒なことや家事など「親にやってもらって当たり前」の生活が体にしみついてしまっているので、感謝の気持ちが薄くなります。
例えば、30代で500万円以上を稼ぐ男性と言うのは、首都圏であったとしても高い方なのですが、年収500万円の夫の一馬力(妻は専業主婦)で私立の中高一貫校に入れようと思ったら結構厳しいと思います。
そんな時にも「実家暮らしでパートでしか働いたことがない」という妻であれば500万円以上の年収を稼いでくる大変さは分からないので「どうしてあなたの年収はこんなに低いの?」と、自分のことは棚において夫を責める発言が飛び出すかもしれません。
家事力もないので「私は今までやってきたことのない家事をこんなに頑張っているのに」となりますし、
給与内でやりくりをする経験もないので、もし親には生活費を渡さず、自分が稼いだお金はある分だけ使う生活だったとしたら、「私がこんなに使えるお金が少ないのは夫のせいだ。みじめな生活だ」と思うかもしれません。
感情をコントロールするのが苦手・精神年齢が幼いまま年月だけが経つ
後ほど詳しい実例を書きますが、実家暮らしでぬくぬく、独身を貫いた結果、自分の感情をコントロールできないヒステリーを起こすワガママなおば(あ)さんになってしまった人と言うのは存在します。
親はいつまでも若くありませんし、自分の老後のことをきちんと考えておく必要はあると思います。
いろいろ言い訳をして行動しない・自分の人生なのに人のせいにする
「自分がどうしたいか」という自分軸、自己責任で自分の人生を生きていないので、
「自分の人生がうまくいっていないのは親のせいだ」と人のせいにするのが習慣付いてしまっていることがあります。
実家暮らしの居心地が良く、婚活が面倒になって独身を貫いた結果、50代などになってから「あなたは夫がいていいわね。私は一人だから心配だわ…」と愚痴をこぼすおばさんっているんですよね。
いろいろ言い訳をして結婚しなかったのは自己責任ですし、上記のようにヒステリックなワガママおばさんの面倒をみたいと思う若者は少ないと思います。
アラサー実家暮らし独身女性が送る末路がやばい
アラサー実家暮らし女性がやばいのではなく、 親に依存しているアラサー実家暮らし女性がやばいと言うことが分かりました。
さて、親に依存しているアラサー実家暮らし独身女性は、そのまま過ごしていくとどうなるのでしょうか?
アラサー実家暮らし女性は結婚せずに独身を貫きがち
アラサー実家暮らし女性の現状が、パートや派遣として働いていて低賃金(手取り10万ちょっと)で、実家に大した額を入れていないとなると、実家の両親は娘の給与なしで生活が成り立っていることになります。
となると、娘の立場としては、最悪自分が無職になったとしても寝るところも食べるものも保証されているので、生きるために働かなければいけないという危機感がないですよね。
はっきり言ってしまうと、楽して暮らしているわけです。
「家事をほとんどやっていない、やったことがない」と言うのであれば、親が家事をしてくれているのが当然の状態なので、わざわざお金がかからない実家暮らしをやめてまで一人暮らしをしたり、結婚するメリットも感じられません。
インフルエンザなどにかかっても、事故にあっても、実家暮らしで看病してくれる家族がいれば、老後に一人で暮らす恐ろしさを想像するタイミングはなかなかやってきません。
私は婚活市場での女性の年齢は絶対的な価値だと思うので、老いを感じ始めた40代50代の頃には既に手遅れとなっていることが大半でしょう。
アラサー実家暮らし女性が結婚しないとどうなる?
アラサー実家暮らし女性が家事をほとんどせず実家に居座り続けるとこんな風になる、という事例があるのでお伝えします。
私の知人で、父親が「(結婚生活で)嫌なことがあったらいつでも戻ってきていいからね」と言うタイプで、結婚後に半年ほどで離婚して実家に出戻ってきた女性がいます。
実家に戻ってきた当時、アラサー(20代後半~30過ぎ)だったと予想されます。
短い結婚生活の中で子供はできなかったので、ぬくぬくの実家でゆるゆるお一人様として過ごす人生となりました。
「稼いだら稼いだだけお金を使う」というタイプの女性ではなかったのですが、お母さんがずっと家事をしていたので、彼女は60歳を過ぎても家事をほとんどしたことがありませんでした。
父親が甘いので、嫌なことが起こる度に突然ヒステリーを起こしては暴れていたそうで、周りがなだめる繰り返し。そんなことをうん十年も続けていたら、とうとう自分の感情をコントロールできない人間が出来上がりました。
彼女は腰痛持ちだそうで90歳近いお母さんが倒れたときは「私は家事はできない、やったことないのよ!どうしろって言うのよ!!」と怒っていましたが、今は同じく90歳前後のお父さんが家事をしているのか、自分でしているのか、どうなんでしょうか。。。
独身まっしぐらのアラサー実家暮らし女性は誰にも止められないのか
アラサーになってしまうと、誰も「このままだとまずいよ」と教えてくれないんですよね。
アラフォーになると、逆切れされたり逆恨みされるのが怖いから、もっと誰も言わなくなります。
例えば、30代でお母さんが作った弁当を持って会社に来る実家暮らし女性は、お母さんが元気でい続ける限り、40代~50代になってもお母さんが作った弁当を持って出勤し続けます。
本人にとってはそれが当たり前だし、周りも「それって恥ずかしいことだよ」なんて口が裂けても言えないので(だって今更どうしようもないですし)、30代で料理・洗濯をしていなかった実家暮らし独身女性が、60歳を過ぎても80代のお母さんに料理も洗濯も任せている、という状況が出来上がるわけです。
50代で実家暮らし独身、パートタイム勤務で、未だに父親に税金を払ってもらっている例もあるそうです。
60代でも払ってもらうのでしょうか。70代になったら年金がもらえるから暮らせるんでしょうか。30代でパートで、そのままパートだとすると、親から受け継ぐ遺産があるとかじゃない限り、受給できる年金額では厳しい気がしますがどうなんでしょうか…。
アラフォーになってくると、婚活なんかも諦めてしまいそうですが、中には強者もいて、30代のイベントにも臆することなく参加できる40代実家暮らしの「自称普通女子」もいるそうです。
まとめ
実家暮らしの女性が幼い、いい年して実家暮らしをしている女性がやばいと言われる理由は
経済的にも精神的にも親に依存することによって、
重大な局面に自分で決断できないし、何か問題が起こると親や人のせいにしがちで、批評・批判はするくせに自分から行動しようとしない。
という状態になりやすいからのようです。
「アラサーで実家暮らしの女性はやばい」のではなく、
「アラサー女性が実家暮らしで親に依存したまま、これが当たり前だと思って生活を続けるとやばい」ということが分かりました。
実家暮らしで結婚できない女性の特徴、実家暮らしで結婚するにはどうすればいいかはこちらの記事をどうぞ。
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